おとなの勝手に綴る読書感想文

乱読家が読んだ本の感想を書いていくだけのブログ

発想の転換「桃太郎は悪いやつ」

確かに!それはそうだ!

 

発想の転換は凄い発見をもたらすなあと

そう頷きながら読みたくなる小説を紹介します。

 

 

芥川龍之介の桃太郎です

 

 


桃太郎

 

 

先日読んだ文豪ストレイドッグスから再びこういう話を読みたいと思っていたのでちょうど良かったです

 

芥川龍之介の桃太郎は、なんと桃太郎が悪いヤツです(笑)

もうその言葉に尽きます、凄く悪いヤツです(`・д・)σ

 

そして最後にまだこの桃太郎と同種の天才が今後も天界から落ちてくるでしょう、と暗示しています。

 

……現代だと、さて、誰ですかね。

 

もしかしたら未来に来るのかも知れません

 

 

おじいさんとおばあさんは桃太郎に嫌気がさしてますし、2人みたいな生活をしたくないといって鬼退治を勝手に決意したのに準備は二人にさせてから村を飛び出していく桃太郎の描写なんてどこか現代でも聞きそうな話です。

 

その後もきびだんご半分で三人の家来を従えたケチ臭さも驚きです。1個ぐらい与えればいいのに…明らかに労働基準法違反です(´∀`*)ケラケラ

 

平和に暮らしている鬼が人間を怖いものだと教えているセリフが随分生々しく、鬼目線で人間を見るとそう表現するのか。と発想の転換が面白く感じます。

 

最後に一方的に鬼を虐殺した桃太郎は助命を懇願した鬼の命を助けますが、家族含めて鬼の一族が虐殺されていて鬼の若者がだまっているわけがありません。

 

 

折角助けてやったのになんて失礼なんだと呟く桃太郎のセリフ

 

 

あらあら、どこかで。

なんだか最近ニュースでも似たようなセリフを聞いたような気がしますね

 

そう!確か、彼はアメリカ人だったかな(笑)

 

 

こういう物語で世間の痛いところを指摘する芥川龍之介のこの切り口、私は凄く面白くて好きです。読み返すほどにこのセリフは…と思うような出来事があって読めば読むほど深さが出てきます

 

時代が変わっても共感できるのが芥川龍之介の作品に言えることだと思います。

 

 

人間観察が上手いからこそだと思います

 

 

 

それでは、またねーヾ(*´∀`*)ノ