おとなの勝手に綴る読書感想文

乱読家が読んだ本の感想を書いていくだけのブログ

楽しく日本文化を学ぶ

ライト小説を毛嫌いする人たちも一定数いますが、すごく良く詳しく調べてあり、日本文化への造形が深まる小説もあるので、一概に言うのは良くないなあと思っております。

 

今日読んだのは路地裏のあやかしたちです

 

妖怪とか日本のミステリアスな雰囲気のある小説は楽しいし、日本の歴史や文化に触れることが多くて楽しく文化を学べるいい教材です

 

 


路地裏のあやかしたち―綾櫛横丁加納表具店 (メディアワークス文庫)

 

 

路地裏のあやかしたち

著者:行田尚希

出版:メディアワークス文庫

 

 

表具師という日本の伝統技術に関する知識がとても深く、読んでいて、そうだったの?!と思うことが多くありました。

日本人でありながら日本の文化に疎い私自身に勉強が足りないなと痛感しました。

 

糊の原材料は私、お米だと思ってました

 

これを読んでまず掛け軸の存在意義から調べ直しました。知らないことが多いですね

 

 

 

以下、ネタバレを含みます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵師の父親を持つ主人公と表具師の環さんの出会いからこの物語ははじまる。

 

絵を描く人の想いにより力を持つ絵は想いを伝えるために奇妙な現象を起こすことがある。

 

連日、奇妙な現象により睡眠不足に悩まされた主人公光之助は大妖怪がいるという噂のある場所へ深夜に訪れる。そこに居たのは喋る動物たちと、とても美しい女性環だった。

環はその現象を鎮める依頼を受けて後日また来るよう光之助に伝える。

 

その後、絵を表具により完成させることで現象を抑えた環さんに、残りの絵を完成させるために弟子入りをする光之助くんに沿った物語です

 

表具師の環さんが弟子の光之助くんに表具について教える場面はとても詳しくて、へえ、そうなんだ!と驚くことが多く興味深かったです

他にも現代を生きる妖たちの悩みなどに触れていく。現代に適応して楽しんでいる妖たちの様子はかなり面白いです

 

この物語は深くて淡い雰囲気のあるお話で楽しく読み進めることが出来ました。

 

 

 

以上です

それでは、またねーヾ(*´∀`*)ノ