おとなの勝手に綴る読書感想文

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武器になる哲学 を読んでみた

日経スタイルで紹介された「書店員がおすすめ この夏読むべきビジネス書8冊」に入っていました

 

 

哲学、懐かしいです。

大学に通っていたころは哲学が大好きで…って言うと変態扱いされますが、私は哲学が好きでした

 

有り得ない発想の転換から始まる哲学者たちの斜め上を行く発想、それに知識の組み立て「え?あ!そこ疑問!?」みたいな驚きが好きです

 

そんなのが好きな人は中々いないわけで、この本は教養として必要な哲学を知る本

そして今のビジネスに哲学を活かすやり方と有名な哲学者たちの思考の取り扱い方が書いてあります

 

 

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武器になる哲学

著者:山口周

出版:KADOKAWA

 

 


武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

 

 

ざっくりまとめ

哲学は現代にも考え方を活かしていける学問である

哲学的な問いを繰り返していかなければ無教養な専門家が生まれてしまい悲劇が繰り返されてしまう

哲学者に哲学は任せようではなく、哲学の思考はみんなが持つべき思考である

 

哲学にはこんな考え方があり、ビジネスにはこう生かせるよ!(哲学者別の解説付き)

 

こんな流れでした

 

 

 

最近話題になっているファシズムを論じた哲学者から、「地球は宙に浮いている!」ということに気がついた哲学者まで幅広く紹介されています

 

 

この著者の言葉で一番納得したようで「うーん」と思ったのが、哲学の使い方を教えないのは哲学者たちの怠慢じゃないか?というところでした

 

 

哲学は物の考え方、先人がどういう思考でその発見に至ったのかを見て学び身につけるものです。

それは学ぶ人が気付くもの、と私は思いますが、でも言われなきゃわからないと言われたら確かにわからないような気もします

思考の迷宮にハマって人生の迷路を探検し出す人が研究者で、哲学者だと私は思ってます

 

だから、迷宮に入って戻ってこれてる人は哲学者じゃないと思うんです

だから哲学ハウツーを言える人は学者なのか…?と思うと大学の教授たちが哲学ハウツーを教えられるわけがないんです

 

 

だって、彼らは迷子なんです(笑)

 

 

そんな人の世の適性があったなら迷宮に入っていかないし、常人に理解できる人は人の斜め上の発想にまで行き着かない気がしてます

 

でも哲学ハウツーがないと困るという言い分はすごく納得します

 

 

大学では、マーケティングの一環で、ナチス・ドイツの広告扇動技術を研究していました。

その際にフロムの「自由からの逃亡」や「アイヒマン」、デュルケームの「自殺論」を読んでいました

その考えをもっと理解したいと思って、大学にあった哲学の授業を受けて、学部が違うのに哲学論文を書いてました

 


自由からの逃走 新版

 


エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告【新版】

 

 

私は目標を持って哲学を勉強して、哲学の考えをマーケティング分野に持っていこうと思ってました

 

 

でもそういうのが無く、単に哲学者たちの言い分を聞いていたら「地球は宙に浮いている!」とか言われても「今は小学生でも知ってますがな!」で終わります

それを意味あるものとして扱えるか?と聞かれると、確かに。終着点がないと学びにくいですよね

 

この本はビジネスに活かすための哲学、として書かれているので、終着点がわかりやすい哲学ハウツーだと思います

比較的読みやすい哲学だと私は思います

 

哲学面白いのになあ(笑)

 

もっとそういう話ができる人が増えたらいいのに…

と思います

 

 

 

それではまたねーヾ(*´∀`*)ノ

 

 


武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50