おとなの勝手に綴る読書感想文

乱読家が読んだ本の感想を書いていくだけのブログ

彼は昔の彼ならず を読んでみた

三日連続で太宰治です。

 

夜寝る前に太宰治を読むと夢に誰かがやってきます(笑)

とてもリアルでなんにも覚えてない、ただ少しほっとするような妙な気分になるから三日連続させてみました。

 


彼は昔の彼ならず

 

 

無個性な庶民青年に自己投影する華族青年のお話です。親の遺した資産と不動産で悠々自適な生活をする青年は、ある日、少し変わった青年に家を貸す。

貸した青年は一向に家賃を納めに来ないため何度か催促するが、催促に行く度に奥方と職が変わっている。

無個性な青年に天才なんじゃないかと思いながらも不気味さを覚える彼は、ある日、彼と自分がよく似ていることに気がつく。

彼は自分を投影していたのだ。天才も鬼才も存在しない、それを演じる道化がいるだけだ。

 

「彼と私に違うところはあるかい?」

 

という問いかけで終わる。

 

 

途中に庶民の青年、青扇の不気味さについて丹念に語っているだけに終わりが少し不気味な空気を醸し出しています

 

太宰治っぽいです

 

不気味さのある物語なのになぜ夢見がいいのか、不思議でならないです(笑)

 

それではまたねーヾ(*´∀`*)ノ