おとなの勝手に綴る読書感想文

乱読家が読んだ本の感想を書いていくだけのブログ

高杉晋作-天翔る若鷲 を読んでみた

幕末を描く本は倒幕側も幕府方も朝廷方も、どれも面白いですよね。

時代が動く時に巧みに動けた人達の話だから面白くないわけないんですけど(笑)

 

BOOK・OFFで100円で買ったのですが、Amazonでは1500円になっていて驚きました。

読み終わったので普通にメルカリに出しておきますね

 


高杉晋作―天翔ける若鷲 (PHP文庫)

 

画像がなかったので、最近は読んだ本の写真を記念にアップすることすら批判が来るかもしれないというちょっと怖い部分があるからAmazonアフィリエイト広告の画像付きを置いておいているのですが、それすら画像なしなので。致し方ないですね。

 

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高杉晋作松下村塾に行き、その信念に従って生きた激動の数年間を追う小説です。

 

17歳の少年が抱いていた恋慕や憧れがまぜこぜになった淡い感情の描写から、国を思う気持ちが起こす激情まで。起伏のある高杉少年の気持ちが余すことなく綴られています。

なにかしなければいけないとわかっているのに、慣習や常識に縛られて何もしない「大人」に苛立ちを覚えて、過激なことに逸る気持ちも、義や理を重んずる気持ちも全てがごった煮まぜこぜになって、邁進していった数年間が詰め込まれています。

高杉晋作も色々悩みながら進んでいって、生きて、考えていたのだとわかる本でした。

 

この本を読んで、なんだか懐かしい気持ちになりました。

 

活動的な起業した人や自分の夢のために努力している人の輝きを本から読むことができました。

最近の起業した人の本からは、こうしてああして、読者もお金の輪に引き入れてやるぜΨ( Φ∀Φ)Ψィヒヒという目論見が見えてくるものが多くて、純然たる輝きを楽しめませんでした。

この本は、歴史上の人物の小説でありながら今にも繋がるやるべきことが見えてくる本でした。

 

 

私も義に燃えて、あんたは間違ってる!と上官に吐き捨てながら勤務した何年間かがありました。

周りにも無駄だと言われながら推し進めた改革で、今もありがとうと言ってくれる人がいる。それだけが私の頑張った数年の成果です。

 

頑張った結果、どんなに私が頑張ったところで国をよくすることは出来ないと知りました。

 

それを知ったら突然、疲れが出て、それまでの激務(国営ブラック企業ですり減っていました)からそのまま退職しました。今は民間でまったりな仕事をしています。

以前と異なり、今は「あー、これ、システム的に間違ってるな」と思っても、言うだけ無駄と判断して何も言いません。怒られても基本的に「はい、すみません」で適当に流してます。

 

変わっていないようで私は変わっていました。

 

きっと今の私は激烈な正しいことを言う若者を応援してあげられません。それを認識させられる小説でした。

 

それではまたねーヾ(*´∀`*)ノ