少し前の、求人が全くなかった時期に発行されているため若干世相は異なる気がしますが、それでも仕事自体は大きく変わってないと思います
読んでいるとお腹の底がきゅるきゅるするような嫌な感じがします
ワーキングプアーと呼ばれる人たちが、なぜワーキングプアーなのか。そこに至るまでの経緯などが描かれています
本当にちょっと体調崩したり、何か震災があったりしたらすぐにこのワーキングプアーに陥るのだと気がついて戦慄しました。
私の場合は現在は契約社員、1年経ったら正社員登用という条件で働いていますが、ここにリーマンショックがやってきたら?書面上は3ヶ月更新の契約社員に為すすべはないでしょうね
今住んでいる街が突如地震で崩れて、会社がなくなったら?
そうしてワーキングプアーになっていった人たちの仕事模様、人生の様子などが描かれています
起業目指して仕事をしていた男性の末路、震災で職を無くした人、鬱で仕事を無くした人…
その後、生きるために必死に働いても体調を崩しがちだったり、行政支援が受けられず貧困ビジネスに泥沼している人などもいます。
若くなければ仕事もなくなっていく現在があり…と見ていくと、最近の副業流行りはこういった潜在的な恐怖を避けるために流行りだしたのかもしれませんね
人口減少社会になって労働力不足なのにどうしてこんなことが起こるのかと考えると、私たち消費者が正しい値段で物を買っていないからなんですよね
商品を安く買い叩こう買い叩こうとしているから、その裏でその分、搾取される人が生じる
格差社会、他人事ではないとひしひしと感じる本でした。資格の取得頑張ろう…
それではまたねーヾ(*´∀`*)ノ