最近はやりのタピオカドリンク、タピオカの専門店までできて一大ブームであることは間違いないが、タピオカの原材料を考えたことはあるだろうか?
原材料がキャッサバ芋というコンゴやナイジェリアで主に生産されている作物と聞いてから、私は少し不安に思っていたことがありました。
日本の若者ブーム、娯楽によって貧しい国の子どもが飢えたりしていないだろうか……?と。
このタピオカ不安について、今日(9/13)の日経新聞に載っていたので紹介したいと思います。
タピオカ輸入急増 台湾産、タイ産抜き首位
ツヤツヤしていて、モチモチした食感。なによりも小さくて丸い可愛らしいフォルムが飲み物に入っている特別感が若い女性を中心に大ヒットしました。
なんのことかというと、タピオカの話です。
このタピオカ、日本でこんなに消費されていて、大丈夫なのか?どこかにしわ寄せきてない?
とブームがきはじめてから私は少し不安に思っていました。
そもそもタピオカの原材料は?
タピオカの原材料はキャッサバ芋という芋の一種です。ナイジェリアやコンゴを中心に生産されており、その地域では主食となっています。
ここまでで私の不安の理由がお分かりでしょうか?
私の仮説
- 日本でタピオカブーム
- タピオカの原材料、キャッサバ芋を日本輸出向けに買い占めるぞ!(企業)
- キャッサバ芋が高騰しはじめる
- 日本では加熱するタピオカブーム
- これまで高価じゃなかったキャッサバ芋が売れまくって、ウハウハだぜ!(企業)
- キャッサバ芋が高騰したから、キャッサバ芋が買えないよ(主食としている国)
- 主食が値上がりして暮らしていけないわ(主食としている家庭)
- ご飯が食べられない貧困の子ども発生
私はこの可能性を考えて不安に陥っていたのです。
日本のタピオカはどこの芋?
日本で人気のタピオカは、台湾発祥のドリンク屋さんを中心にブームが起きています。
ゴンチャや春水堂などの台湾のドリンク屋さんなので、必然的に日本のタピオカは台湾生産のものです。
この台湾で生産されるタピオカの供給元は、なんとナイジェリアでもコンゴでもなく、タイ!
タイは元々食用のキャッサバ芋だけでなく、工業用や肥料用としてもキャッサバ芋を栽培して輸出していました。
工業用としてタイから輸入してた
タイはキャッサバ芋をノリや紙の加工に必要なデンプンとして、これまで日本に大量に輸出してくれていました。
生産量は多いもののほとんど自国で消費されるナイジェリアやコンゴからは日本に輸出されていませんでした。
タイから工業用として出ていた分が台湾に渡り、タピオカに変わって日本に入ってくる。
影響があるのは、貧しい子どもではなく、日本のノリや紙の方でした。
安心しました。
日本の意味不明なブームによって間接的に飢饉を起こしているのではないかと思っていました。
日本なら、ノリや紙が多少高くても大丈夫でしょう。そんなすぐに被害がでたりはしません。
これで安心してタピオカドリンクが飲めますね。
それではまたねーヾ(*´∀`*)ノ