本を読む醍醐味はその人の癖というか、思考を読むことです。
本を通して、作者の人となりを知ることで、私も一緒だ!とか、それはちょっと……とか。まあ色々と感想を持って、1人で対話するのが結構面白いです。
ライトノベルからはそれが出来ない!という人が時折いますが、そんなことはありません。私からしたら、普通の小説よりもずっと赤裸々にその人の思考をさらけ出してくれています。
ちなみに、私の書くライトノベルからはプライドの高さが透けて見えるそうです。
恋愛系ライトノベル?
ちょっと恋愛系にしては、旦那様と主人公に若干の距離がありましたが、恋愛系ライトノベルです。
ちなみに、R指定にならない小説なので、安心してお読みください。
先日、うっかり電車の中で読んでいた本がR指定なことを後から気がついて、カバーすら掛けてなかったとちょっとだけ恥ずかしくなりました、
知り合いに会っていなかっただけ良しとします。
少し脱線しましたが、一途で健気なお嬢様?が堅物な旦那様を落とす小説です。
結婚が決まってから恋愛が始まる系の小説はなんとなくのリアリティがあって、私は面白いなあと思って読んでいます。
透けて見える思想
この本で、一番興味深かったのは赤裸々な思想です。ライトノベルだと、癖(※俺様系ヒーロー贔屓とか、男性の手が好きな人だとか)が見えることの方が多いのですが、この本から見えたのはとある国への痛烈な批判とディスりです。
途中途中で、こんなお国柄だから仕方ないよね、私が大人にならなきゃとディスりまくります。
私は近い思想があるので、「あー、言いたいことはわかる。テンプレ化したらそうなるよね」とぷぷぷと笑いながら読み進めましたが、親派からしたら激怒もんだと思います。
まあ、そういう系の人がそこまでライトノベルを読み込んでみる人がいるかどうかというと、微妙ですが。
私個人としてはとても楽しく読むことができました。
かなり思想が透けやすいライトノベルだったので、ライトノベルから作者の思想を読んでみたい!というチャレンジャーにおすすめしたい小説です。
それでは、またねーヾ(*´∀`*)ノ