おとなの勝手に綴る読書感想文

乱読家が読んだ本の感想を書いていくだけのブログ

他人目線で本を読むーアルプスの少女ハイジー

NHKテキストの100分名著、アルプスの少女ハイジを読みました。この100分名著のシリーズはよくできているなと思って、好きな回だけは紙で購入して読んでいます。

 

本が苦手な人にでもおすすめできる本です。

 


シュピリ『アルプスの少女ハイジ』 2019年6月 (NHK100分de名著)

 

アルプスの少女ハイジは重い

皆様ご存知、赤いワンピースの女の子ハイジ。

最近はCMでお馴染みのハイジちゃんですが、元々の話は結構難しいです。

 

アニメでは端折られていますが、村からハブられている気難しいお爺さんの元に預けられる経緯や、お爺さんがハブられている経緯も結構重い話題です。

それに加えて、お爺さんが元傭兵で、昔のことを気に病んでいたり、ペーターの家は今の日本では考えられないほど貧困な家庭で、ペーターはその日の食を得られないという点から学校を蔑ろにしていて、教育の意味をきちんと理解できていません。

 

100分名著の良いところ

アルプスの少女ハイジの本からも、なんとなくで時代背景やその土地の様子が読み取れます。

ですが、この100分名著ではそのお爺さんの元傭兵の背景、スイスが傭兵国家であること、羊飼いの暮らしぶりなどを解説してくれます。

 

クララの家に行くことで、ハイジは教育を受けることになりますが、その過程で家族の大切さや自然の大切さを痛感していきます。

そして、実はクララのおかげでお爺さんのトラウマか和らいでいくとか、アニメからは読み取れない部分まできっちり解説してくれます。

 

ハイジが単にペーターのおばあさんに本を読んであげるところの宗教的な意味とかも知れました。

私はあまり宗教に明るくないので、そういう意味があったのか!と新たな発見もありました。

 

アニメだけでは読み解けないハイジの世界がわかるので、ハイジをきちんと本で読んだ人にも、もちろんCMやアニメでしか知らない人にもお爺さんやペーターの意外な一面を知れますので、おすすめします。

 

それでは、またねーヾ(*´∀`*)ノ

 


シュピリ『アルプスの少女ハイジ』 2019年6月 (NHK100分de名著)