攻略対象に見向きもしない悪役令嬢小説 - おとなの勝手に綴る読書感想文

シスコンとか、ブラコンとか、現実にいると全力で忌避しますが、小説の中だととても面白いので、つい手に取ってしまいました。

この悪役令嬢は覚醒してからのターンのキメ方が鮮やかで楽しいです。

ブラコンなのは前世のオタクやってたときからという筋金入りの悪役令嬢の兄推しな主人公です。

憂いのある綺麗なお兄様が妹(自分)を溺愛してくれたら、読み物としては最高に楽しいですよね。ニヨニヨしながら読み進めていけます。

破滅へ進む原因となる攻略対象たちは放置。病弱なので、とてもじゃないけど、王子の相手なんかできませんよと断りを入れていく兄の姿も萌えます。

鉄壁過ぎる兄という護り手のせいで、攻略対象たちは主人公に言いよることも許されないという徹底したブラコン･シスコンぶり。

攻略対象が出てきてもブレないこの姿勢がとても楽しくて面白かったです。

2人がトラウマを駆除しきって、幸せになるのを楽しみにしています。

それではまたねーヾ(*´∀｀*)ﾉ