元職なので「あれか!」とか「こんな家は営内みたいで嫌だ!」とか、内心で阿鼻叫喚しながら読み切りました。
結論から言えば、私はこんな片付け方されている家には住みたくありません。
でも、掃除や片付けの基本や理論を学ぶにはとても良い本だと思います。なぜなら、毎年数万もの人がこれを3ヶ月で叩き込まれて、綺麗なお部屋を作らされている実績があります。
片付け=物品管理
片付けができてきるというのは、自分の持ち物が管理できているということになります。
管理できているという状態は、目をつぶっていても着替えて必要なものを持って家を飛び出していけるというのと同義です。
そこまでやりこんで行けば、何かあったときに迅速に行動ができることはもちろんですが、自衛官がそれを徹底されるのは遺品整理に訪れた誰かを困惑させないという側面があります。
私は片付けが徹底される理由を学んで知っているので、家ぐらいは生きた痕跡を残しておきたいと考えています。
家に遺品整理に来る人ぐらいは、ちょっとぐらい故人を偲んでくれたって良いじゃないかと思ってます。
断捨離×揃える
必要のない散らかりやすい(使わないからあちこちに散らかったまま放置できるもの)はできるだけ処分し、物の種別事にまとめて等間隔に置くことが大切です。
慌てているときほど、物が絡んだり、別のものを握ってしまったりします。
特に思い出の品は散らかりやすい筆頭ですが、私は無印良品の透明な蓋付きの箱に入るだけと決めています。
なお、服もシーズン越えて持ち越すものは無印良品のポリプロピレン箱(小)に入るだけです。
そのぐらいに絞れば、物品管理は簡単です。
……大変残念なことに私には自衛隊式の考え方が染み付いてしまっていたようです。
でも、ものをたくさん持っていて大丈夫、不要なものを大切にして大丈夫というのは、平和の証のように思えます。
なにかあったときに「すぐに出動しなきゃ」とか「戦わければいけない」とか。
遺品整理をすることになる人の手を煩わせないとか、そういうことを考えない生活が良いものだと改めて認識できました。
これは掃除術を説明していて、裏事情とかはツッコンで説明していませんが、「こういう厳しい生活があって、こういう生活をしている人たちが日々汗水垂らして働いているおかげで日本はまだ独立国で居られる」というのを、知るキッカケになれば良いなぁと思いました。
それでは、またねーヾ(*´∀`*)ノ