おとなの勝手に綴る読書感想文

乱読家が読んだ本の感想を書いていくだけのブログ

開幕の序章で矛盾が見つかるロジスティクス

ツッコミどころが多くて書くのがキツい本はブログに書くのをやめようと思っていたのですが、まるでネタのように序章で矛盾を見せてくる本があったので紹介したいと思います。

 


ロジスティクスから見た「失敗の本質」

 

ロジスティクスとは?

横文字大好きっ子たちや、ガンダム好きだったり、軍事に興味がある人なら説明は不要ですが、まあ、そういう日常生活には要らない言葉です。

兵站を表す言葉で、補給という意味を示すこともあります。

 

前線で戦う人たちの元へどうやって必要な物資を届けるか。組織ややり方などを全部まとめてロジスティクス(兵站)といいます。

 

 

ロジスティクスの失敗例?

この本で取り上げられている失敗例は、旧日本軍です。なにが失敗だったかと言うと、補給路を絶たれて、ロジスティクスが破綻しても前線に人を送り続けて戦争を維持しようとしたところです。

 

当然、食べ物も弾もなければ、戦争に勝てるはずがありません。そのために、人という育てるのに金と時間がかかる大切な物資を無為に失うことになりました。

その結果が敗戦です。ロジスティクスが破綻した時点で前線を下げなければ行けなかったのを判断できなかった優柔不断さがその結末を産んでいます。

 

ツッコミどころ

結構真面目に書かれている本で、全体的に面白いですけど。私がどうしても気になってしまうのは冒頭の部分。

 

ドイツ式の軍隊の説明箇所についてです。

ドイツ式の参謀本部制度が残らなかったのは単にドイツが敗戦して、その参謀本部から出された作戦で戦勝国が痛い目にあって、その制度を取り潰してドイツに倣うことは許さないとしたからというのも要因にあります。

ですが、ドイツ式が優れてなかったになってしまっていて大変残念です。

 

ドイツ軍の作り出した凡人を使えるようにするシステムは戦勝国にも真似されて引き継がれているのに、参謀本部の部分だけみて、そう言われると微妙です。

こういう研究をする人すら洗脳を解けないのかと戦勝国の恐ろしさに震えますね。

 

また、後方・情報・作戦本部の三部門制にしていて、作戦本部が重要視されているのもドイツ軍の成り立ちからきているもので、そのあたりをまるっと無視して導入した日本が勘違いしていたのも大きい……というのも端おられていてなんだかなぁと思ってしまいました。

三部門制にしていて、後方を蔑ろにしたのは完全に日本の導入の仕方が悪かったからなのですが、責任転嫁も良いとこです。

 

そういう要らん自論を持っていたりしなければ、面白く読める本だと思います。

こういう自論が増えていくと、年寄りは頭を固くしていくんだなと別なところで妙に納得しました。

 

それでは、またねーヾ(*´∀`*)ノ

 


ロジスティクスから見た「失敗の本質」