そうなんです。「地政学ってなに?」と聞かれました。先日、本を読んでいたら聞かれました。
先日まで超ビジネス系のものを見ていたので、変わったものを読み始めたなというノリで聞かれたのだと思うのですが、知らないのか……と妙に考えてしまったので、地政学を簡単に紹介したいと思います。
本の紹介は後日改めてしますね!
地政学とは?
地政学とは、国を有機体、生存のために策を凝らす生き物として見なして考えていく学問です。つまり、生き残るためにはどうやって行動する?と考えていきます。
飢饉がおこれば、食べ物を奪うし、殴り掛かる外敵がいれば排除する。時には強い人に媚びて助けてもらうのも良いでしょう。
それを考えていくのが地政学です。
国家や国民の願いとして、自身の生存を脅かしてくるものを迎合するはずもないので、地政学の考え方は国の戦略によく用いられます。
特に中国やロシアは未だにその考え方を元に外交を行っています。
国の立地から生き残りやすい国と、策を凝らさないと生き残れない国があります。日本は前者だったために大陸の国ほど必要性を感じず、良い大人が地政学ってなに?の状態になっていても大丈夫!という恵まれた国でした。
日本の地政学
日本は伝統的に地政学が弱い国です。なぜなら海という天然の要塞に囲まれた日本はそんなことを知らなくても、国民や国土を守れたので、特に必要性に駆られなかったからです。
ちなみに、その反対が朝鮮半島なので、日本と半島が相容れないのも当然です。
国土の位置が近くて似ている?と錯覚を起こしやすいですが、彼らは策を凝らして、時には強者に媚びることで生き残るしか方法がありませんでした。だから海に守られて育ってきた日本と同じように育ったわけがありません。
とはいえ、日本もペリーに玄関を叩かれて、地政学を学びました。そして、その地政学を元に国を守るために戦争を起こしました。その結果、地政学は悪!!みたいな思想が蔓延ってしまいました。
学問に善悪はありません。知らなくて良いことなんてありません。
そもそも、隣国がサバイバルで育ってきて、今もその最中にいるのに、日本に優しくしてくれるわけがないじゃないですか。生存がかかっているんです、蹴落として抹殺しに動くのは当然とも言えます。
どうやって日本は身を守れば良いのか、勉強するしかありません。戦争という外交ができない限り、頭良く策略を凝らして立ち回るのが必須です。
自分が平和を願っても、平和にならないぞ?とようやく気がついた日本は今改めて地政学を学ぶときがきています。
今後の日本について、または世界について、どうやって国が考えて動いていくのかが分かればビジネスでも1歩抜きんでることができます。
例えば、日本の今後の生き残り戦略なら、ここと仲良くするはずだ!と戦略が発表される前にベトナムに行った企業は他の企業より優位に立てたでしょう。
次はどこ……?
もしくは、次に争いが起こるのはどこだ?
これを考えるために本で学びたいと思います。
それでは、またねーヾ(*´∀`*)ノ