怪盗クイーン ブラッククイーンは微笑まない を読んでみた
怪盗クイーンのシリーズ、先日衝動買いしてしまった本のうちの1つです。1人でも大騒動なクイーンが2人!?と思いながら手に取りました。
怪盗クイーンのシリーズで凄いなぁと思うのは実際に有り得そうな近未来技術と有り得ない超現象が矛盾なく存在しているところだと思います
ミステリー大好きな私でも抵抗なく読める超常現象に楽しませて頂いています。
怪盗クイーン ブラッククイーンは微笑まない (講談社青い鳥文庫)
いつものようにトルパドールで怠惰に過ごしていたクイーンは自分の仕業ではない誰かの盗みに気がつく。仕事をしなくても、ジョーカーとRDが労ってくれる辺りに尽せりな状況にクイーンはそれを放置する。
ある日お昼の生中継番組に偽クイーンが出演したことで嘘がバレて、ようやく仕事をすることにします。
怪盗の美学、ではなく今回は巷にあってはいけないホープエッグを回収するためにクイーンは盗むことを決意する。
ホープエッグという奇跡の卵を巡ってクイーンと偽クイーン、探偵卿、更にはお師匠様まで参戦して…?
ホープエッグという超常現象を起こす卵の存在を違和感なく物語に入れ込んでいて、いつもですが、流石の手腕です
それに合わせて存在する近未来AI(そろそろ近未来でなくなりそうです)RDや巨大飛空船のトルパドールがいい色合いです
クイーンご一行の珍道中に加えて、今回はクイーンの御師匠様ご一行、探偵卿ご一行の大騒動が描かれて楽しいですね。
ジョーカーの弟分であるヤウズくんの活躍もあり、今回も贅沢ですね。
考古学者のパシフィストの登場もあり、私は楽しく読み進めました。
クイーンも御師匠様も、探偵卿も敵に回してホープエッグを手に入れたかった人の願いとは?
今回もいろいろ考えるお題でした。
それではまたねーヾ(*´∀`*)ノ